屋根は私たちを雨風から守ってくれる心強い存在。
しかしそんな屋根にも寿命があります。屋根の劣化を放っておくと内部の建材に水分が浸入し、建物自体の寿命が縮まってしまいます。
新築時、メンテナンス時から10年以上経っている場合は一度メンテナンスを行うようにしましょう。
主な屋根工事の種類
◆葺き替え工事
古い屋根を全て取り払い、新しい屋根に付け替える工事。
普段手入れしにくい野地板などの下地部分までしっかり補修することができるため、築年数の長い家でも安心です。
近年心配されている地震対策として、軽いストレート屋根へ葺き替えするお宅も増加しています。
昭和56年以前の瓦屋根であれば、助成金の対象となることもありますので、まずはご相談ください。
◆カバー工事
既存の屋根材はそのままに、上から新しい屋根を被せる工事。
カバー工事は低コストでメンテナンスができるというメリットだけでなく、建物の断熱性や防水性も高めてくれます。
ただし、屋根材が二重になるため屋根の重量が増してしまうというデメリットもあります。
◆雨漏り・補修工事
天井にシミができたり、壁紙が剥がれだしたら、雨漏りのサイン。
すぐに当社までご連絡ください。
雨漏り修繕は原因を正しく見極めることが重要。
屋根材の割れや浮き、漆喰の劣化などを点検し、原因箇所をつきとめ適切な補修工事を行います。
屋根の種類と特徴
◆和瓦
古くから長く使用されてきたことから、日本の風土に適していると実証されている和瓦。
和モダンデザインが人気の現代建築において、再び注目を集めています。
【メリット】耐久性・遮音性に優れている
【デメリット】重量が重く、耐震性に劣る
◆洋瓦
ヨーロッパなどで用いられている形状の瓦。
明るいデザインのものが多く、洋風住宅にはピッタリです。
【メリット】断熱性・遮音性・耐火性に優れている、デザイン性に優れる
【デメリット】重量が重く、耐震性に劣る、価格が高い
◆カラーベスト
セメントと繊維を混ぜた厚さが2~5mm程度の薄い屋根材。
カラーバリエーションが豊富で、日本でも大変人気です。
【メリット】コストパフォーマンスが高い、洋風の住宅に馴染む
【デメリット】耐久性に劣る
◆ガルバリウム
近年屋根材として選ばれることが多くなったガルバリウム銅板。
薄くて軽く、錆にくい点が屋根材としてピッタリです。
【メリット】重量が軽く、薄いため耐震性が高い
【デメリット】断熱性・遮音性に劣る